アルジャーノンに花束を(推し本紹介)

アルジャーノンに花束を
ダニエル・キイス
早川書房

 

▼内容(「BOOK」データベースより)
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。著者追悼の訳者あとがきを付した新版。

 

2018年2月大阪、2018年10月名古屋と過去二回、彩ふ読書会では課題本とした本です。

主人公チャーリー・ゴードンの経過報告という形で物語は進んでいきます。物語の中で流れる時間は一年にも満たないのですが、その短期間でチャーリーはいわば生まれてから死ぬ間際までを駆け抜けていきます。知能が高ければ高いほど幸せなのか、結末はチャーリーにとって幸せなのか。非常に考えさせられる作品です!

また課題本にして皆で語り合いたい本です。