【東京】7/14読書会レポート

2019年7月14日、日曜日。

東京で読書会を開催しました。

場所は東京都中央区にある会議室。神田駅から徒歩5分ほどの所にあります。

午前の部は主催含め24名(女性14名、男性10名)、午後の部は主催含め24名(女性10名、男性14名)で読書会を開きました。午後の部の課題本は小川洋子著「博士の愛した数式」でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

さて、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩ふ読書会の目的」から始め、午前の部、午後の部のレポートに移りたいと思います。

 

目次はこちらです。

  1. 読書会って何?
  2. 彩ふ読書会の目的
  3. 午前の部レポート
  4. 午後の部レポート
  5. 個人的感想
  6. 他開催レポート
  7. 次回お知らせ

 

 

読書会って何?

まずは「読書会」とは何かについて。

これについてはwikipediaに掲載されているものを一部引用させて頂きます。

 

読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。

目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。

「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式

 

「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)

 

彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については今後別のものも行っていきますが、午前の部は「発表会式・自由読書会」です。持参した本を各自紹介していく形式で行っております。午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

 

 

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

 

 

午前の部レポート

では、読書会のレポートへ移ります。

読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

グループに分かれますので、受付時にどのグループかをお伝えしております。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会が読書会の流れや注意事項を説明します。その後、各テーブルに分かれて自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

各テーブルで自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。最初はお一人一冊ずつのご紹介です。時間が余れば二巡目に移るかフリートークとなります。ご紹介頂いた本は随時テーブルの中心に並べて頂きます。

11:45頃になりましたら全体発表を行います。

全体発表は各グループ一冊のみの発表とさせて頂いております。グループ内で「今回最も読みたくなった推し本」を一冊選んで頂き、その本を持参された方のみの発表となります。詳細は下記リンク先にてご確認下さい。

▶推し本披露会・全体発表について

発表が終わりましたら次回のお知らせをさせて頂きます。最後に推し本の写真を撮らせて頂きましたら、午前の部は終了です。

その後、お時間のある方はフリートークを楽しみましょう(大体いつも13:00頃まで皆さん残っておられます)次の予定がある方はそのままお帰り頂いても問題ございません。

午後の部にも参加される方はランチ交流出来たらなと考えております。外食に行って頂いても構いません。その場合は13:40迄に会場までお戻り下さい。

午前~お昼の流れは以上になります。

 

今回紹介された本はコチラです。

 

Aテーブル

★スロウハイツの神様

★アレグリアとは仕事はできない

★100年予測

★憂国のモリアーティ

★たてがみを捨てたライオンたち

★アライバル

 

 

 

Bテーブル

★ハーモニー

★世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本

★月の炎

★自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

★本を守ろうとする猫の話

★白夜

 

 

 

Cテーブル

★一流の頭脳

★小川未明童話集

★憤死

★20歳の自分に受けさせたい文章講義

★ゴーグル

★乱歩謎解きクロニクル

 

 

 

Dテーブル

★うみのさかな&宝船蓬莱の幕の内弁当

★作詞少女~詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話~

★氷菓

★まるごと本棚の本

★ぼくのメジャースプーン

★ちいさなちいさな王様

 

 

 

Aグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

スロウハイツの神様
辻村深月
ある快晴の日。人気作家チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。猟奇的なファンによる、小説を模倣した大量殺人。この事件を境に筆を折ったチヨダ・コーキだったが、ある新聞記事をきっかけに見事復活を遂げる。闇の底にいた彼を救ったもの、それは『コーキの天使』と名付けられた少女からの百二十八通にも及ぶ手紙だった。事件から十年―。売れっ子脚本家・赤羽環と、その友人たちとの幸せな共同生活をスタートさせたコーキ。しかし『スロウハイツ』の日々は、謎の少女・加々美莉々亜の出現により、思わぬ方向へゆっくりと変化を始める…。(「BOOK」データベースより)

辻村深月さんの作品はやはり人気高し!!私はかがみの孤城しかまだ読めていないので、他の作品も非常に気になってます!同じテーブルにこの作品を読まれていた方もいらっしゃって、二人でアツく語って頂きました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!

 

 

 

続きまして、Bグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

ハーモニー
伊藤計劃
21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。(「BOOK」データベースより)

全体発表で歓声が上がりました!東京でも一度課題本にした思い出が蘇りますね(^^)再読したくなってきましたー!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!

 

 

 

続きまして、Cグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

一流の頭脳
アンダース・ハンセン (著), 御舩 由美子 (翻訳)
最高峰の医学研究機関しか知り得ない、世界最新データ満載!秘められた脳の力を最大限引き出し、あらゆる能力を最大化する、究極の英知!科学的エビデンスに基づきIQ、集中力、記憶力、創造性、認知力、長寿、抗疲労など、全てのパフォーマンスを強化する。(「BOOK」データベースより)

全体発表で笑いをかっさらった推し本!300ページほどあるけれども「運動しなさい」これにつきる。そうか、そういう本なのか!と若干読んだ気にもなれてお得感満載でした!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪

 

 

 

続きまして、Dグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

うみのさかな&宝船蓬莱の幕の内弁当
うみのさかな, 宝船蓬莱
日ペンの美子ちゃんからロータスクーポン、夜の占い師にホモ雑誌、寄生虫館、見世物小屋にストリップ劇場、そしてなんと浮浪者体験まで。現代人が根源的な興味を持っていながらなかなか踏みこま(め)ない領域へ、一歩も二歩も自ら足を伸ばし、全世界を驚愕の渦におとしいれた世紀末の奇書、ついに文庫化。(「BOOK」データベースより)

え、さくらももこさんが別の名前でエッセイを書いていたの!?と個人的には衝撃を受けた本でした!パラパラッと読ませて頂きましたがなかなかのディープ具合!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪

 

 

 

その他、今回紹介された推し本はこちらです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です!

 

 

ご紹介頂き、ありがとうございました!

 

 

 

 

午後の部レポート

彩ふ読書会は午前の部と午後の部に分けて二種類の読書会を開催しております。

午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

グループに分かれますので、受付時にどのグループかをお伝えしております。午前の部から参加されている方は受付不要です。読書会が始まるまでお待ちください。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会が読書会の流れや注意事項を説明します。その後、皆さんに自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。(もし当日までに読了出来なかった場合も、ネタバレが気にならなければ問題はありません)

それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。一応お話を振らせては頂きますが、何も浮かばなかったら「パス!」と叫んで下さい!あ、パスは三回までOKです。15:00頃になりましたら最後にお知らせをさせて頂き、読書会は終了です。

 

 

今回の課題本は小川洋子著「博士の愛した数式」でした。

毎回課題本形式の読書会はレポートをどうまとめるか、非常に悩みます(^_^;)箇条書きだとラクなんですが、なかなか読書会そのものの雰囲気は伝わりにくく、また詳しく書こうとするとそこまでメモ取れていないので主観が混じる・・・・・・百聞は一見にしかず、というわけで、皆さん課題本読書会には是非実際に参加してみて下さい(ラクな方へ逃避行為)

さて、今回もあえて主観が混じったレポートを書かせて頂こうかと思います。その中で、読書会前に私自身が感じていたこと、読書会後に感じたことなどを書いていこうかと思います。

博士の愛した数式は、二、三年前に一度読んだ事のある作品でした。その時の私は一日一冊読むぞ!と意気込んで読んでいたため、この作品の良さを全く理解しないままただあらすじだけを追っていたような気がします。今回課題本になった事で再読し、改めてこの作品って良いな~と!感じた次第です。

博士とルートは年齢は離れているものの、友達のような感じですし、主人公も加わって三人でいる姿にはほっこりとする場面もありました。未亡人の話題になったり、例えば博士の状態を認知症と置き換えてみたら・・・・・・?自分だったら?自分の身近な人だったら?どう接するか。仕事だったら?などなど、置き換えてみるとまた話題が膨らみました。

映画も観てみたいなーと思ったりしましたが、一つこんな話題も出してみても良かったかな?という事もあります。それは、博士のことをあえて辛辣にコメントしてみること。博士が良い人すぎて満場一致してしまったため、逆に辛辣なコメントをしにくかったかもしれません(^_^;)あえてそのように振ってみるのも手だったかなと、今回進行役をして感じた次第です。私自身もやはりまだまだ精進が必要ですね!

ありがとうございました!

 

 

 

 

個人的感想

今回はこのあと飲み会へ行きましたので、また別にレポートさせて頂きます(^^)

次回東京は8/25(日)です!!

課題本は森絵都さんのカラフル!まだ私は読めていないのですが、読んだ方から「彩ふっぽい作品」と仰って頂いていて、読むのが非常に楽しみな作品です!是非、皆さんもお手に取って頂けましたら、そして課題本読書会に参加して頂けましたら幸いです!

今後とも宜しくお願い致します!!

 

 

もういっちょ!!東京の方は少し場所が遠くなりますが・・・

▶【名古屋】7/28(日)AM “推し本披露会” 開催のお知らせ

▶【名古屋】7/28昼(日)“ランチ会” サークル活動のお知らせ

久々に名古屋でも読書会を開催します!これまで私一人で行っていた名古屋遠征ですが、今回は東京・関西のサポーターさんにも一緒に遠征して頂きます。

読書会自体は推し本披露会のみとなりますが、その後は名古屋参加者も交えてのランチ会、遠征メンバーとの名古屋観光企画も予定してます。

名古屋観光は現在名古屋城、大須商店街の謎解き街歩き、藤が丘にある古書・文学の千代の介書店に行く?などいくつか候補先をピックアップしてますが、最終的には当日決める事になるかと思います。

ので、どうしてもここ行きたいって所に行けるかはちょっと分からないのですが、読書好きな方々が集まっての名古屋観光ですので、それだけでも十分楽しいのではないかと思っています(私自身が今からワクワクしてます←)

一応日帰りで企画してますので、この機会に是非どうでしょうか!?

ご興味ありましたら、こちらも宜しくお願い致します!!

 

 

 

 

 

他開催レポート

いつもありがとうございます(^^)

参加して頂いた方々が開催レポートも書いて下さっています!

下記ページにまとめてますので、良かったら遊びに行ってみて下さい♪

▶参加して下さった方々の読書会開催レポートまとめ

他にも書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。

Twitterでのツイートもありがとうございます!ハッシュタグ「#彩ふ読書会」とつけて頂くか、彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

次回お知らせ

下記ページに最新情報をまとめてます。良かったらご確認下さい♪

▶【大阪,京都,東京,名古屋】読書会開催日程&ご予約状況