【東京】5/19読書会レポート

2019年5月19日、日曜日。

東京で読書会を開催しました。

場所は東京都中央区にある会議室。茅場町駅から徒歩30秒ほどの所にあります。

午前の部は主催含め30名(女性9名、男性21名)、午後の部は主催含め28名(女性11名、男性17名)で読書会を開きました。午後の部の課題本は綿矢りさ著「ひらいて」でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

さて、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩ふ読書会の目的」から始め、午前の部、午後の部のレポートに移りたいと思います。

 

目次はこちらです。

  1. 読書会って何?
  2. 彩ふ読書会の目的
  3. 午前の部レポート
  4. 午後の部レポート
  5. 個人的感想
  6. 他開催レポート
  7. 次回お知らせ

 

 

読書会って何?

まずは「読書会」とは何かについて。

これについてはwikipediaに掲載されているものを一部引用させて頂きます。

 

読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。

目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。

「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式

 

「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)

 

彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については今後別のものも行っていきますが、午前の部は「発表会式・自由読書会」です。持参した本を各自紹介していく形式で行っております。午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

 

 

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

 

 

午前の部レポート

では、読書会のレポートへ移ります。

読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

グループに分かれますので、受付時にどのグループかをお伝えしております。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会が読書会の流れや注意事項を説明します。その後、各テーブルに分かれて自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

各テーブルで自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。最初はお一人一冊ずつのご紹介です。時間が余れば二巡目に移るかフリートークとなります。ご紹介頂いた本は随時テーブルの中心に並べて頂きます。

11:45頃になりましたら全体発表を行います。

全体発表は各グループ一冊のみの発表とさせて頂いております。グループ内で「今回最も読みたくなった推し本」を一冊選んで頂き、その本を持参された方のみの発表となります。詳細は下記リンク先にてご確認下さい。

▶推し本披露会・全体発表について

発表が終わりましたら次回のお知らせをさせて頂きます。最後に推し本の写真を撮らせて頂きましたら、午前の部は終了です。

その後、お時間のある方はフリートークを楽しみましょう(大体いつも13:00頃まで皆さん残っておられます)次の予定がある方はそのままお帰り頂いても問題ございません。

午後の部にも参加される方はランチ交流出来たらなと考えております。外食に行って頂いても構いません。その場合は13:40迄に会場までお戻り下さい。

午前~お昼の流れは以上になります。

 

今回紹介された本はコチラです。

 

Aテーブル

★恐怖と愛の映画102

★僕たちはもう帰りたい

★自分と未来のつくり方――情報産業社会を生きる

★和菓子彩彩―日本の銘菓1300選と伝統工芸の器

★たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!

★舟を編む

 

 

Bテーブル

★完全記憶探偵

★コールドゲーム

★青の炎

★ムーミンパパ海へいく

★内海聡の「大ウソ医学」にだまされない極意

★ゼロ年代の想像力

 

 

Cテーブル

★惑いの森

★羊をめぐる冒険

★殺戮にいたる病

★予告された殺人の記録

★めんたいぴりり

★夜空はいつでも最高密度の青色だ

 

 

Dテーブル

★冷たい校舎の時は止まる

★夜と霧

★惜日(せきじつ)のアリス

★The Catcher in the Rye

★バチカン奇跡調査官

★僕たちは、なぜ腕時計に数千万円を注ぎ込むのか? 成功者にしか知りえない、超高級時計の世界

 

 

Eテーブル

★洋食セーヌ軒

★失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!

★余命100コマ

★ひきこもりの弟だった

★なかなか暮れない夏の夕暮れ

★田園交響楽

 

 

 

Aグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

 

恐怖と愛の映画102
中野京子

「電話」「恋」「乗り物」「家」など9つのテーマで102本の映画を紹介するエッセイ集。主題の考察に加えて、ふとしたシーンの意外な発見も満載。『ゴッドファーザー』の母の役割とは?『マトリックス』の電話の皮肉とは?『間宮兄弟』の怖さとは?古今東西の傑作をめぐりながら、映画の新たな楽しみを案内。(「BOOK」データベースより)

あの中野京子さんの映画紹介!これだけでも贅沢な限りではありますが、何と102本もの映画を紹介されています。各作品3ページほどでまとめられていて見やすいです。映画を観たい時に手元にあると嬉しい一冊ですね(^^)素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!

 

 

続きまして、Bグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

 

完全記憶探偵
デイヴィッド・バルダッチ(著),関麻衣子 (翻訳)
デッカーは、あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる完全記憶能力を持つ探偵だ。プロフットボールの選手だったが、試合中の事故がきっかけでこの力を持つこととなった。競技を引退し、刑事となったのだが、愛する妻子を惨殺され、第一発見者となってしまう。その能力ゆえに、悲惨な光景を正確に再現してしまうデッカーは、苦しみ、犯人を見つけられないまま警察を去った。だが1年後、かつての相棒がデッカーの元を訪れた。レオポルドと名乗る謎の男が自首してきたという。レオポルドが拘留された日、地元の高校での銃乱射事件が起き、8人が殺された。過去最悪の事件に、デッカーも警察の相談役として捜査に加わることになったが、やがて妻子の殺害と銃乱射事件の意外な繋がりが判明する―。ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位獲得の話題のミステリ、ついに日本登場!(「BOOK」データベースより)

2回参加されて2回とも「今回最も読みたくなった推し本」に選ばれるっていう、もはや猛者。猛者としか言いようがありません!前回は「洋製・池井戸潤!」というインパクト大の推し本紹介でしたが、今回の作品も気になりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪・・・・・・ところで「今回最も読みたくなった推し本」って長いですね!最推本みたいに略そうかしら・・・・・・尚更訳分からなくなりますかね(笑)

 

 

続きまして、Cグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

 

惑いの森
中村文則

毎夜、午前一時にバーに現われる男。投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。植物になって生き直したいと願う青年―狂おしいほどに愛を求めながら、満たされず生きてきた彼らの人生に、ふいに奇跡が訪れる。抗えないはずの運命に光が射すその一瞬を捉えた、著者史上もっともやさしい作品集。魔性の50 Stories。(「BOOK」データベースより)

ワタクシ中村文則さんの作品をまだ読めておりません。え、それって読書会主催としてどうなの?とお思いの方!そう思っちゃった方!ええ、そうでございますね返す言葉がございません(急に真面目感)中村文則さんの作品に一度挫折した方にも是非手に取って頂きたい作品とのことでした!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪

 

 

続きまして、Dグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

 

冷たい校舎の時は止まる
辻村深月

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

辻村深月さんキター!やっぱり人気ですね(^^)読んだのはまだ「かがみの孤城」だけなので俄然読みたい気分に!デビュー作ですし読んでおきたい一冊ですね!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪

 

 

続きまして、Eグループの中で「今回最も読みたくなった推し本」はこちらです!!

 

洋食セーヌ軒
神吉拓郎

17の忘れえぬ料理、追憶の日々―直木賞作家の洗練された筆致が、極上の美味と人生の機微を紡ぐ掌編集。(「BOOK」データベースより)

メッセージカードを読んでいると中身が気になってきますね!美味しいものって人をほっこり気分にさせてくれる気がしますね(^^)どんな文章で描かれているのか非常に気になります♪素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪

 

 

その他、今回紹介された推し本はこちらです!

 

 


★僕たちはもう帰りたい/さわぐちけいすけ
ワタクシのーさんの推し本。出勤前から「あー、今日仕事行きたくないなー帰りたいなー」と感じた経験のある方に是非読んで頂きたいマンガです。著者のさわぐちけいすけさんは「妻は他人 だから夫婦は面白い」も書かれていて、こちらも面白いです!

 

 


★自分と未来のつくり方――情報産業社会を生きる/石田英敬
非常に気になる一冊でした!以前東京読書会でも課題本にした「モモ」を扱ったお話もあるそうです。

 

 


★和菓子彩彩―日本の銘菓1300選と伝統工芸の器/仲野欣子
読書メーターで一件もレビューがないものを持ってきて頂きました!選書の仕方が面白い!

 

 


★たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!/ビートたけし
ビートたけしさんの本を集めておられる方で、こちらはまだ手に入れていなかったとの事でしたが、先日のブックオフウルトラセールでゲットしたようです♪科学者の先生たちがどんなお話を展開しているのか、妄想が膨らみます(^^)

 

 


★舟を編む/三浦しをん
東京読書会でも以前課題本にした作品。馬締君の恋文の話になり盛り上がりました♪

 

 


★コールドゲーム/荻原浩
あ、荻原浩さん!荻原浩さんといえば、大阪の方でも以前「噂」が紹介されていて、めちゃくちゃ気になっていたのに読めてなかった・・・・・・!なのに、こちらも気になるじゃないかー!となりました(。-∀-)

 

 


★青の炎/貴志祐介
良いですよね~、貴志さん♪青の炎は映画化もされているしめっちゃ有名なのに、有名であるがゆえに?ついつい読むのを先延ばしにしてしまっています。新世界とか黒い家とか雀蜂とかは読みました!そろそろ読む時期が来ているのだろうか・・・・・・。

 

 


★ムーミンパパ海へいく/トーベ・ヤンソン
うん、みんな大好きムーミン!名古屋読書会でも以前紹介されて、その時に改めてムーミンの魅力を知りました(^^)何となく知った気になってることとか、違ったイメージを持っていることって多いな~と、最近他の作品を読んで思ったり、思わなかったり。

 

 


★内海聡の「大ウソ医学」にだまされない極意/内海聡
何コレ気になるー!お医者さんに言われたら何となくそうなんかなって思っちゃうタイプなので、しっかりとした知識を身につけたいところです♪

 

 


★ゼロ年代の想像力/宇野常寛
え、なにこの私の心をくすぐる名フレーズ!「碇シンジでは夜神月を止められない」ってめっちゃ気になるじゃあーりませんか!内容紹介を見てみたら『DEATH NOTE』、『恋空』、『ALWAYS 三丁目の夕日』、宮藤官九郎、よしながふみ、平成仮面ライダーシリーズとか出てきて・・・・・・くすぐられてまいっちんぐ!(年代違う)

 

 


★羊をめぐる冒険/村上春樹
まだ「ノルウェイの森」「風の歌を聴け」辺りしか読めていないのですが、村上春樹さんの作品はどれも気になるものばかり!羊をめぐる冒険も気になりますねー!

 

 


★殺戮にいたる病/我孫子武丸
タイトルは知っていたけど読んでいなかった作品!私が読書を再開するキッカケになったのがミステリーものだったので、そろそろまたミステリーものに手を出していきたいなと思っている今日この頃。叙述トリック気になります!

 

 


★予告された殺人の記録/G. ガルシア=マルケス
実は読んだことがあります!(ドヤッ)上の方で読んでない読んでないと連呼しておりましたので、ちょっとドヤッってみました。もちろん読んでないからこそ興味が沸いたりするのですけれども、その中に読んだことのある作品が登場するとそれもそれで嬉しくなりますね(^^)

 

 


★めんたいぴりり/東憲司
好きです、明太子!←
スーパーで明太子のお菓子を見かけるとつい手にとってしまい、明太パスタソースとか見てもつい手にとってしまいます。コンビニの明太子おにぎりは私の中でのド定番。明太子、好きです!ドラマ・映画化もされてるんですねー!九州のものにはついつい目が行ってしまいますね(^^)

 

 


★夜空はいつでも最高密度の青色だ/最果タヒ
最果タヒさんは多分初めてのご登場!いよっ!待ってましたあ!って気分になりました(笑)お名前からしてインパクト大ですよね。ずっと気になっている方です。装丁も素敵!(^^)

 

 


★夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル
読んだことある!あるぞー・・・・・・!(ドヤッ2回目)個人的にかなり強烈な作品でした。読んだのが一年以上前なので、再読したくなってきました!

 

 


★惜日(せきじつ)のアリス/坂上秋成
坂上秋成さんは初めて知りましたが、めっちゃ気になりました!何よりタイトルに惹かれます♪

 

 


★The Catcher in the Rye/Jerome D. Salinger
装丁が既に完全に完璧におしゃれすぎたのでこちらもおしゃれにメッセージカードを添えて写真を撮ってみたのですがいかんせんカメラの性能がちょっとちょっとのザ・たっち感満載だったことを撮影した後に気づいてしまったのでそろそろ推し本を上手く撮るために写真技術を身につけたいなーと痛感した今日この頃です!

 

 


★バチカン奇跡調査官/藤木稟
こちらもタイトルは知ってて、ちょっと気になってたやつですわ・・・・・・!アニメでは削られちゃってる所もあるんですね!原作を先に読んでいれば脳内補完出来てアニメも楽しめるかんじですかね?(^^)

 

 


★僕たちは、なぜ腕時計に数千万円を注ぎ込むのか? 成功者にしか知りえない、超高級時計の世界/川上康介
腕時計に数千万!言われてみれば確かに気になります!知らない世界をのぞくのって楽しい♪

 

 


★失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!/大野正人
失敗してもええじゃないかええじゃないか!と思わせてくれそうなタイトルですね(*^-^*)ついつい失敗を恐れてしまいがちですが、失敗する=すごい人って発想になれたら前向きにもなれそう!?

 

 


★余命100コマ/サークルHappa
読書会が終わった後に読ませて頂きました!メッセージカードに書いている通り、マンガというものを最大限に生かしておられる。後半読んでて震えました!

 

 


★ひきこもりの弟だった/葦舟ナツ
以前紹介された後に彩ふ文芸部で書評があがり、非常に気になっていた作品です!二回目、三回目の法則が個人的に発動ですね・・・・・・!

 

 


★なかなか暮れない夏の夕暮れ/江國香織
時間さえあれば本を開く。なんだ私のことか。と、グッと惹きこまれました!(^^)

 

 


★田園交響楽/ジッド(著),神西清(翻訳)
狭き門を紹介して頂いた時にも感じたのですが、この装丁がまず素敵ですね!中身も気になります(^^)

 

 

以上です!

これまでの開催レポートを読んで頂いたら違いが分かるかと思いますが、こちらで用意しているメッセージカードを新しく作ってみました!せっかくの推し本ですし、今後も写真を撮った時に映えるような感じを考えていきたいなーと思っております(^^)あと三ヶ月ぶりだったので気合を入れてみましたが次回からは多分通常通りです←

ご紹介頂き、ありがとうございました!

 

 

 

 

午後の部レポート

彩ふ読書会は午前の部と午後の部に分けて二種類の読書会を開催しております。

午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

グループに分かれますので、受付時にどのグループかをお伝えしております。午前の部から参加されている方は受付不要です。読書会が始まるまでお待ちください。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会が読書会の流れや注意事項を説明します。その後、皆さんに自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。(もし当日までに読了出来なかった場合も、ネタバレが気にならなければ問題はありません)

それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。一応お話を振らせては頂きますが、何も浮かばなかったら「パス!」と叫んで下さい!あ、パスは三回までOKです。15:00頃になりましたら最後にお知らせをさせて頂き、読書会は終了です。

 

 

今回の課題本は綿矢りさ著「ひらいて」でした。

毎回課題本形式の読書会はレポートをどうまとめるか、非常に悩みます(^_^;)箇条書きだとラクなんですが、なかなか読書会そのものの雰囲気は伝わりにくく、また詳しく書こうとするとそこまでメモ取れていないので主観が混じる・・・・・・百聞は一見にしかず、というわけで、皆さん課題本読書会には是非実際に参加してみて下さい(ラクな方へ逃避行為)

 

さて、今回はあえて主観が混じったレポートを書かせて頂こうかと思います。その中で、読書会前に私自身が感じていたこと、読書会後に感じたことなどを書いていこうかと思います。

 

私にとっての綿矢りささんは、実は嫉妬の対象でございました・・・・・・!

 

何故なら、私が小説家を目指していた時代にちょうど第130回芥川龍之介賞を受賞したお方だったからであります。金原ひとみさんとW受賞した様子をテレビで拝見し、衝撃を受けたものでした。実は同い年でしてね。それが余計に何ともはや。何故彼女が受賞して私が受賞できないんだ!キイイイと嫉妬に狂っておりました!まあ、応募すらしてなかったんですけどね。

 

「芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれます」という事も知らず、この時点で既に雲泥の差があることも知らず、ただただキイイイとなる始末。この頃は他の新人賞受賞が発表されるたびに「オレの方が良いもの書けるぜ」なんて息巻いておりました。結局、応募しませんでしたけど←

 

あれから十数年。

 

昨年末の課題本選挙で綿矢りささんの本が選ばれ、読むこととなりました。

早めに読んでしまうと内容を忘れてしまうので、課題本を読み始めるのは大体前日にしてます。ただ、大体どれくらいで読み終わりそうかを把握するために、本が届いたらパラパラッと前半部分は読むようにしています。心を抉られるのか、抉られないのか。さて。と思いながらパラパラッとめくってみる。

私の心の鍵がそうさせるのか、何度か挑戦してみるものの、何故か先に進まない。どこまで読んだっけ?となって、同じページを読んでいる。ひらいては閉じ、ひらいては閉じを何度か繰り返しました。

・・・・・・いや!ウケを狙ったんじゃなくて本当にそうだったんです!本当にそうだったんですが、信じてもらえないのは日ごろの行いのせいですね笑。オオカミ少年の気持ちがすごく分かりましたよ、ええ。

ただ、一旦自分の中でスイッチが入ったら夢中になって読んでいました。さすがに嫉妬の対象ではなくなっておりますのでね、物語を純粋に楽しむことが出来た気がします。

 

読書会では色んな話題に及んだのですが、個人的に印象的だったのは、

・三人を象徴するもの

・ひらいてのタイトルの意味

・性描写について

辺りでした。

物語ではサロメ、中井正一、聖書が出てくるのですが、これが愛、たとえ、美雪を表しているのではないか?という意見にはなるほど!と目から鱗でした。

タイトルのひらいてはどういう意味なんだろう?という話題では「ひらいてる」「ひらいてない」「ひらいてほしい」「ひらいてはダメ」といった意味として捉えることも出来るのだは?という意見がありました。

他にも性描写が出てきた際、男性女性で読み方の違いはあるのか、といった話題にもなりました。抵抗はあったが今回のひらいてでは描写が綺麗だったので嫌悪感はなかった、リアルだった、さらっと読んだといったご意見もありました。

時にはうんうんと皆で共感する意見が出たり、いや私はこう思うという違いが出たり、様々な読み方があって非常に充実した会だったのではないでしょうか。時間はあっという間に過ぎてしまいました!

ありがとうございました♪

 

 

 

 

個人的感想

約3ヶ月ぶりとなる東京開催でした!

久しぶりの開催なので、当日始まるまでドキドキでした。

今回使わせて頂いた会場は表通りからちょっと裏に入った所にありました。駅の出口から徒歩30秒の位置にあるはずが、20分くらい見つけられず周囲をウロウロ(笑)

「これは皆さんも分かりにくいぞ………?」と若干焦りつつだったのですが、早めに来られた方が「外で案内やりましょうか?」と申し出て下さいまして、非常に助かりました。

机の移動やお菓子の準備をしているのを見て「何か手伝いましょうか?」と言って頂いたり、各テーブルの進行役をして頂いたり、開催にいたるまでの事前準備をして下さったり、今回も多くの方に支えられての開催となりました。本当にありがとうございました!

そして正直に言いましょう。

まさか午前午後とも30名近くの方に参加して頂けるとは……!というのが正直な感想でした……!

毎回満席になるのが早くて申し訳ないなあ~と思っていまして、出来れば前々日くらいまで申込が出来るような体制が良いなと思っています。で、今回は三ヶ月ぶりとなるので、さすがにすぐ満席になる事態は避けたいなという尚更強くありました。

逆に、参加して下さる方はほとんどいないかもしれないなとも思っていました。前回の二月の東京開催レポートを読んで頂いたらお分かり頂けるかと思いますが、2月午前の部に参加して下さった方々に非常に申し訳ない事をしてしまいました。それでも今回も参加して下さった方、ありがとうございました。

状況がどうなるか全く読めないけれども、参加希望の方が全員参加出来る体制は作っておきたい。そんな思いで定員を多くしました。結果的に午後の部は一度満席になりましたが、ぎりぎりまで募集は続ける事が出来たので良かったかな?と思ってます。6月も同じく定員増にしてますが、7月以降はちょっと分かりません(^_^;)人数が多いと別テーブルの声が気になってしまったり、進行役どうする?的な課題も新たに出てきますので、やりながら改善を加えていけたらなーと。何度やっても課題、改善点はじゃんじゃん出てきますね!まあ、そこを皆で考えていくのが楽しかったりもしますので、全く苦ではありませんけれども。会場探しだけはなかなか苦労してますので、定期的に利用出来る場所を今後も探し続けたいと思います。

と、やはりまだまだ課題点も多いのですが、終わってみれば「今日も楽しい会だった!」と胸を張って言える読書会となっていました。

初参加の方から「柔らかい雰囲気で良い読書会ですね」と言って頂いたり、帰り際に「また来ます!」と言って頂いたり。前回2月の開催後に読書会の存在を知り、彩ふ読書会に参加することを楽しみにされていた方がいらっしゃったり。直接頂いたお言葉一つ一つが身に沁みました。

 

私は何がしたいのだ?ってことはよく考えることではあります。

関西在住なので関西だけで良いんじゃないか?

何故、東京や名古屋でも読書会を開催するのか?と聞かれると毎回答えに詰まります。そもそも東京でも行うようになったきっかけは見切り発車でしたしね!何か面白そうだから?東京でも笑いは通用するのか挑みたかったから?仕事の枠をはみ出したかったから?と、その時その時によって「始めた理由」の答えは変わっている気がします。

ただし!

今現在も続けている理由はハッキリとしています。

観光で東京に行く人がいるように、私は「東京の読書好きな方々に会いたいから会いに行ってる」のだということです!!これ、次回からは咄嗟に言えるよう練習しておきますので!是非次回お会いした際には「何故東京でも読書会を続けているの?」と聞いて下さい!ドヤ顔で決めますので!!(多分忘れてる←)

なかなか皆さん全員とお話する機会はなかったりしますけれども、参加者の方同士が楽しくお喋りしている姿を見ていると、「あ、やっぱりこの雰囲気を大切にしたいなー続けていきたいなー」って思います。

私自身は人見知りでもありますのでね・・・・・・あ、話しかけたい!なんか恥ずかしい!嫌な顔されたらどうしよう!と思ってしまうこともしばしば。読書会主催であるにもかかわらず割と意を決して話しかけに行っていたりします・・・・・・(^_^;)30人もいればきっと誰か一人はピンと来る方がいるはず、という精神でやっておりますので、主催と会いたい、という感じよりも、参加者の方同士で交流しよーって感じで彩ふには来て頂けたらと思います♪

今回の読書会も素敵な会となりましたが、唯一心残りなのは、バーナード嬢曰くにあった伝家の宝刀「あーそれね。Amazonがしつこくススメてくるヤツだ(びっ)」を使う機会がなかったことです。どこかで使おうと身構えていたはずが、最後まで使う機会がありませんでした。これも次回までに精進を重ねておきます!

次回東京は6/23(日)ですね!6月も夕方に何かやるかも?です!

あと7/14(日)は次の日が祝日ですし、久々に飲み会もやりたいと思います!!年末の伝説の会再び?!ですね!ぜひご参加頂けたらなと思っています(^^)

今後とも宜しくお願い致します♪

 

 

最後に!

彩ふ読書会では新元号変更に伴い(?)運営のお手伝いをして下さる「サポーター」を新たに募集しております!

彩ふ読書会ではサポーターの方々に進行役や総合司会、当日の設営準備、推し本撮影、受付などのサポートをして頂いております。いつも読書会を支えて下さっており、読書会を今後も続けていくためには欠かせない存在です。「仕方ないなあ、私が手伝ってあげようじゃないか!」という方は是非ご連絡頂けますと幸いです。

以下にサポーター活動の詳細を掲載しておりますのでご確認ご検討よろしくお願い致します。

▶サポーター募集のお知らせ

 

 

 

 

他開催レポート

KJさん5/19レポ:【読書会】彩ふ読書会5月参加レポート

いつもありがとうございます(^^)

他にも書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。

Twitterでのツイートもありがとうございます!ハッシュタグ「#彩ふ読書会」とつけて頂くか、彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

次回お知らせ

★5/26 京都AM
①開催日:2019年5月26日(日)
②受 付:10:20~10:40
③時 間:10:40~12:00
④定 員:24名
⑤形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:紹介したい本1冊以上、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:SAKURA CAFE
⑩住 所:京都府京都市左京区下鴨北園町110-5
⑪U R L:https://ameblo.jp/rarara-sakura-cafe/
⑫アクセス:地下鉄北山駅から徒歩9分、京都バス45北園町から徒歩1分

 

★5/26 京都PM
①開催日:2019年5月26日(日)
②受 付:13:30~13:40
③時 間:13:40~15:00
④定 員:24名
⑤形 式:課題本
⑥参加条件:課題本の読了
⑦課題本:砂の女/安部公房
⑧持ち物:課題本、飲み物
⑨参加費:1,500円(当日現金払い)
⑩場 所:SAKURA CAFE
⑪住 所:京都府京都市左京区下鴨北園町110-5
⑫U R L:https://ameblo.jp/rarara-sakura-cafe/
⑬アクセス:地下鉄北山駅から徒歩9分、京都バス45北園町から徒歩1分

 

★6/2 大阪AM
①開催日:2019年6月2日(日)
②受 付:10:20~10:40
③時 間:10:40~12:00
④定 員:24名
⑤形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:紹介したい本1冊以上、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:オックスフォードクラブ
⑩住 所:大阪市北区曽根崎新地2-1-23 JPR堂島ビルB1F
⑪アクセス:JR大阪駅から徒歩8分

 

★6/2 大阪PM
①開催日:2019年6月2日(日)
②受 付:13:30~13:40
③時 間:13:40~15:00
④定 員:24名
⑤形 式:課題本
⑥参加条件:課題本の読了
⑦課題本:思い出トランプ/向田邦子
⑧持ち物:課題本、飲み物
⑨参加費:1,500円(当日現金払い)
⑩場 所:オックスフォードクラブ
⑪住 所:大阪市北区曽根崎新地2-1-23 JPR堂島ビルB1F
⑫アクセス:JR大阪駅から徒歩8分

 

★6/16 京都AM
①開催日:2019年6月16日(日)
②受 付:10:20~10:40
③時 間:10:40~12:00
④定 員:24名
⑤形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:紹介したい本1冊以上、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:SAKURA CAFE
⑩住 所:京都府京都市左京区下鴨北園町110-5
⑪U R L:https://ameblo.jp/rarara-sakura-cafe/
⑫アクセス:地下鉄北山駅から徒歩9分、京都バス45北園町から徒歩1分

 

★6/16 京都PM
①開催日:2019年6月16日(日)
②受 付:13:30~13:40
③時 間:13:40~15:00
④定 員:24名
⑤形 式:課題本
⑥参加条件:課題本の読了
⑦課題本:有頂天家族/森見登美彦
⑧持ち物:課題本、飲み物
⑨参加費:1,500円(当日現金払い)
⑩場 所:SAKURA CAFE
⑪住 所:京都府京都市左京区下鴨北園町110-5
⑫U R L:https://ameblo.jp/rarara-sakura-cafe/
⑬アクセス:地下鉄北山駅から徒歩9分、京都バス45北園町から徒歩1分

 

★6/23 東京AM
①開催日:2019年6月23日(日)
②受 付:10:20~10:40
③時 間:10:40~12:00
④定 員:36名
⑤形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:紹介したい本1冊以上、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:NATULUCK神田北口駅前店
⑩住 所:東京都千代田区神田鍛冶町3-3-3高遠ビル
⑪アクセス:JR「神田駅」徒歩3分、都営新宿線「小川町駅」徒歩7分、東京メトロ丸の内線「淡路町駅」徒歩7分

 

★6/23 東京PM
①開催日:2019年5月19日(日)
②受 付:13:30~13:40
③時 間:13:40~15:00
④定 員:36名
⑤形 式:課題本
⑥参加条件:課題本の読了
⑦課題本:蠅の王/ウィリアム・ゴールディング
⑧持ち物:課題本、飲み物
⑨参加費:1,500円(当日現金払い)
⑩場 所:NATULUCK神田北口駅前店
⑪住 所:東京都千代田区神田鍛冶町3-3-3高遠ビル
⑫アクセス:JR「神田駅」徒歩3分、都営新宿線「小川町駅」徒歩7分、東京メトロ丸の内線「淡路町駅」徒歩7分

 

★6月 大阪
特別開催として2019年6月30日を予定しております。
午前の部は漫画限定読書会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は高野和明著「幽霊人命救助隊」です。
ご予約開始は5月27日頃を予定しております。

 

★7月 名古屋AM
次回は7月28日(日)を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」です。
※まだ募集はしておりません。ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★9月 名古屋AM
次回は9月16日(月)を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は漫画限定読書会です。
※まだ募集はしておりません。ご予約開始までしばらくお待ちください。