読書を始めただけなのに

12月2日は一周年イベント終了後、初の大阪読書会でした。

いやー・・・・・・正直に言いましょう。

ワタクシ、だいぶ気が抜けておりました!!

以前、参加者の方から「のーさんが燃え尽き症候群になるのが怖い(なりそう?だったかな?)」とご指摘頂いてて、その時は「いやー、大丈夫っすよー。あ、でもやりきった感とか持っちゃうとやばいかもしれないですね~」「え、じゃあ一周年イベント終わった後やばいんじゃないっすか?」なんて言われてアッハッハーなんて笑っていたのですが、うん、ちょっとやばかった・・・・・・!!

グイーンと上がるとグイーンと下がる、っちゅーやつですな!一周年イベントが終わってからここまで、というか読書会が始まる直前まで、(11/25の名古屋読書会はまた開催地も違うから別として)モチベーションの置き所が迷子でございました・・・・・・。

何となくそうなる予感もしていたので、様々な手を打ってはおりました。打ってはおりましたが、やはり「もう良いんじゃね?」思考は止まらず。色んな物事をマイナスに捉えてしまっていました。悪い方ばかりを見てしまう的な?いかんいかん、ポジティブポジティブにいくでござる!うーん、いや、無理だ・・・・・・!

 

そんな風にしてオックスフォードまでやって来ました。

 

ワタクシ衝動的に「積み上げたものは壊したくなるんだ」な人でもありますからね!!

 

これ、やれるんかいな?と、思ってました・・・・・・が!!

 

やっぱり読書会が始まると・・・・・・楽しー♪(*^_^*)

 

つい10秒前までのネガティブ思考はどこへやら。

 

私自身が楽しませて頂きましたし、参加者の方同士が本についてお話されているのを見て、笑い声があがるのを聞いて、やっぱり良いな~って、思いました。

 

そして、このタイミングで「仕事は楽しいかね?」が課題本だったのも良かったかもしれません。

 

・・・・・・あ、モチベーションが下がることを想定しての、これも個人的対策の一つだったんですがね、ええ。戦略家なワタクシです(ドヤァ)

 

だいたいいつものパターンなんですが、課題本読書会が終わった後ってたいてい「もっと読み込んでくれば良かった・・・・・・!」って思います。あ、ここも気づけなかった、これも気づいてなかった、と皆さんの意見を聞いていると感じることが沢山あって、そのたびに「くっそー、自分で気づきたかったな~」なんて思ったり。

しかし、それはもはや不可能だと気づいてからは、フラットな状態で挑むようになりました。読んでくるだけにして堂々と語るパターン。それが良いかどうかはさておき。

 

「人生は楽しいかね?」

 

参加者のお一人が放たれた名言。

 

これがワタクシにとっては今回一番のヒットフレーズでした!

 

仕事は楽しいかね?というタイトルだったからか、仕事のみの枠組みでこの本を読んでいましたが、その枠を外し「人生」という広い範囲で置き換えた時、また違った視点でこの本を捉えることが出来た気がします。あるいは逆に狭めてみて「読書会は楽しいかね?」という風に置き換える事も出来ちゃったりして、なるほどな~と。これは色んな事に置き換えることの出来る本だったんだなと、目から鱗でした!

 

 

じつはちょっとの間ですが、ワタクシ某企業で営業職だった時期があります(前に書いたっけな?)

学生時代、サラリーマンにはなりたくないと考えていた中で、特にやりたくないと思っていたのが営業職でした。学生時代のことなので、経験してみての「やりたくない」ではもちろんなく、何となく嫌だな、のやりたくないでした。

営業マンに対してのイメージがあまり良くなかったことが原因かなーと思います。

ある日、学校から帰ると営業マンが自宅にいて、何十万もする掃除機を母に勧めていました。知らんふりしつつ隣の部屋で売り文句を聞いていたのですが、いやこれは明らかに我が家にはいらんでしょ……というものでした。が、結局は買っていて、私の目には「買わされた」と写りました。母が買いたくて買ったのではなく、営業マンに買わされた、と思ってしまいました。結局その掃除機は一年も使うことなく処分。私も何回か使いましたが、中のごみを取り出すのが手間な上に、普通の掃除機と性能的にどこがどう違うのか疑問でした(^_^;)

売り文句は部屋中のアレルギー物質を除去する!というものでした。地元にいたころの私は超絶アレルギー体質だったので、母にとっては私のことを考えてのことだったかも?なので強く責めるつもりはありませんが、営業マンに対してはちょっと強引すぎたんじゃない?と。ちょっと憤りを感じました。

 

あるいは私が一人暮らしを始めた頃、とある業者さんから何十万とする布団をオススメされたこともありました。自宅で布団を広げられて、これいいでしょ!と言われ、「まあそっすねー」と適当に返事していたら買う流れに!そんなお金ありません、と返したらキレ始めたので、おうこりゃやべーとなりましたが、何とか事なきをえました。まあ家に招き入れたのは私なんですけどね!ほら、優しそうなお兄さんだったから・・・・・・(震え)

 

そんな押し売り営業をされた経験とか、テレビドラマとかで出てくる営業マンを見て、何となく営業マンはスーツばりばりでシュッとしていたりガツガツしているイメージがありました。

 

そんな、嫌だなーやりたくないなーと思っていた営業マンに、私自身がなる機会がありました。

 

これが、引き寄せの法則か?!

 

ワタクシ、これ以外にもやりたいこともやりたくなかったことも結構意識していたことが実現していってまして、引き寄せってマジであるんじゃないかなーと思ってます。

 

モチベーションだだ下がりの中での異動だったこともあり、成績は一番下でした。その商品を良いと思えなくなっていた自分がいたのであります。

 

営業方法は主に飛び込み営業でした。全く取引のない場所の扉を開けて、受付の方にご挨拶をして、大体はそこで断られます。何百件と続けていくと、まるで自分自身が否定されたような気持ちにもなってきて、扉を開けるのが億劫になってきます。今の自分ならあんな方法が使えたな~とか考えられるんですが、その時はそんな戦略を考える暇もなく、ただひたすら飛び込み続けて心をすり減らすだけ。もっと効率的な方法を考える余裕すらありませんでした。

 

たまーにキーパーソンまで到達して契約までこぎつけることも出来たのですが、そうなったらそうなったで自分が良いと思えない商品を売ってるわけですから「ああ、申し訳ない・・・・・・」という気持ちになってしまいます。現場の実態を知っているだけに、申し訳ない気持ちになってました(あ、やばい商品を売ってたわけではないですよ笑)

 

今振り返ってみますと、この時期の自己肯定感はかなり低かった感じですね。

 

「どう考えても自分には出来そうもない」という思考からでしょうか。それを「やりたくない」とか「嫌だなー」という表現であらわしていたのかもしれません。もちろん、営業マン全員が全員そんなわけではないですし、その人自身に熱意があって「これ本当に良いものなんですよ!」だったら、また話は変わってきます。それなら話を聞いてみよう!とむしろ前向きかも?

 

結局仕事をやめて、それからも何やかんやとあった後、今の職場に落ち着きました。10年近く続けてきたことで、その時とはまた違った問題に今は直面していますが、環境的には大分余裕も出来てきました。余裕が出来たからこそ、色んなことを振り返ることもできるようになりました。

 

読書を始めました。

 

きっかけは年末年始にインフルエンザにかかり「暇だったから」というのと「何か一つの事をやりきった感が欲しかったから」

 

暇な時にはゲームするかネットサーフィンしていたのですが、ちょうどやりたいゲームがありませんでした。ネットサーフィンは終わりがなく、延々と続けていけるのですが、やりきった感がない。

・・・・・・本読んでみようかな?

一冊読み終えることが出来たら、やりきった感も味わえるんじゃないかなーと。

その時に手にした作品が面白くって、ミステリーものにハマりました。その後すぐ「新世界より」や「ソロモンの偽証」に挑むという暴挙に出ましたが、それは達成感を味わいたかったからってのも大きいですね!あれだけの量を読んだったぜ!みたいな。

よし、せっかくなら1日1冊、365日読了してみよう!

という目標設定を掲げたのが2015年1月1日。

途中、心が挫けそうになり(笑)いや、マンガも読書だよ!と言い張って水増し(水増し言っちゃった)し、仕事関連の薄ーい本(30ページ程度)も追加し、何とか365冊読了!!

マイルールのもとに実施したものですし、1年で1000冊以上読まれる方もいらっしゃるので他の方と比べても仕方のないことなのではありますが、何となくダラダラと流されるままに生きてきた私にとって、これをやり遂げた事は一つの大きなターニングポイントでした。

あれ?全然苦じゃない?

自分って読書が好きだったんだなー。

と、途中で気づくことが出来たのであります。

そしたら、読書にまつわる過去を思い出しました。とあることから黒歴史として葬っていた過去の思い出に、少しずつ向き合うようになりました。

 

この読了記録をつけるために使っていたのが読書メーターです。感想はつけてませんでしたが、読んだら「読んだ本」をポチーっとしていました。そしてニヤニヤする日々を送っておりました(笑)

 

読書メーターでは、イベント一覧というものやコミュニティがありまして、地域毎にも見ることが出来ます。ネット上の集まりってオフ会くらいしか知らなかったんですが、そこで「読書会」なるものを発見しました(はず?)

そしてグーグル先生で検索したら某読書会がヒットしました。

なにここ!めっちゃレベル高そう・・・・・・!でも、めっちゃ楽しそう!!

他にも色んな読書会さんはありましたが、ホームページの完成度の高さがマジ卍で←

開催レポートもしっかり書かれていて、扱う課題本も普段手に取らないものばかりでかなりレベルの高さを感じました。私の読書会初体験を捧げる場所はここしかないと感じました!!うふ(笑)

しかし、現実的に日程が合わない・・・・・・!!その曜日出勤日ー!!

毎日のように開催レポートを閲覧していくうちに参加したい気持ちがどんどん膨れあがる。でも、仕事で参加出来ない。

こりゃあ自分自身の環境をまず何とかせねば・・・・・・と思いました。

年度変わりの時期、私は「この曜日は出勤出来ません」と職場に告げました。そう、主な理由はこの読書会に参加するために、です!他にも色々と参加してみたいものがあったのですが、出勤日だからと諦めていたことが多々ありました。これはほぼほぼ自分のために、の行為ではありますが、幅広い経験を得ることは、きっと職場にも還元できるものだと確信してのものでした。

そうしてその読書会に参加出来る条件を整えて。

1日1冊、1年で365冊読了したことで自信もつけていた私。

いざ、読書会へ!!

課題本形式の読書会なので、とりあえず読了して来ていたのですが、当日はレベルの高さに圧倒されました。かなり圧倒されましたが、一冊の本でこれだけの意見が出るのか!!と感心しました。次はもっと読み込んでこよう、と意を決して次回の読書会にも申込。しかし、本もしっかり読み込んできたはずなのに全然間がもたない・・・・・・!!あらかじめ用意してきた意見も、一瞬で言い終えてしまいました。あれ、あとは何話したら良いの?と、思いつつも、皆さんが色んなご意見を次々と放たれていて、時間はあっという間に過ぎていきました。

ここ、すげえ。

来年度はどうなるか分からないけど、とりあえずこの一年は続けて参加してみよう!と、思ったのでした。

そして、サポーター募集のお知らせ。

え、何ソレ面白そう!!やる!やります!!

本について語ることも面白かったけれども、ここがどんな風に運営されているのかも非常に気になっていたのでした。すこしでも知りたい、という思い、それと読書仲間と交流したいという思いからサポーターを志願。このサポーター期間はとても有意義なものでした。

進行役をさせて頂いた事で、一参加者として参加していた時とはまた違った視点を持つようになりました。自分自身が楽しむだけでなく、同じ場にいる方々にどのように楽しんで頂けるのか、どのような問いかけや雰囲気作りだと皆さん意見が出しやすいのか、そういった事を学びました。ありゃあ失敗だったな・・・・・・という反省点も多々ありますが、そういった経験をさせて頂いたことはとても貴重でした。他にもお茶菓子の買い出しやら、打ち合わせ、戦略などなど・・・・・・勉強になることばかりでした。

サポーターを続けていくうちに、自分でもいつか読書会を開催したいな、という思いも沸々とわいてくるようになりました。他の読書会も気になりつつ・・・・・・いや、でもこれは裏切り行為では?なんて思いもありつつではありましたが、私に残された時間は限られている。だって、来年度どうなるか分かりませんからね!

限られた時間の中で、何をどうしていくか、どうしていきたいのか。

とりあえず筋は通しておかねばならぬな、うん。というわけで、裏切り行為にはならぬよう、きちんとサポーター期間はやり遂げてから、色々と動き出すことにしました。色んな読書会さんにも顔を出したりとかね!

嫁のyukiにも相談し、一緒にやっていくことにしました。

一周年イベントの時にオリジナル栞を作ったのですが、あれはyukiデザインのものです。他にも色んなスキルやノウハウを持ってます。本人はこんなの当たり前と、この業界にいたら当たり前とさらーっとやっちゃうのですが、私からしたらすんごいスキル。それを習得しようとしたらどえらい時間がかかる。

一番身近な所に最強の味方がいるじゃああーりませんか!というのもありますが、夫婦で何か一緒に出来ることはないかなーという事は、実は密かに前々から思っていたことでした。我が家は互いに同じ部屋にいてもLINEで会話するくらい「妻は他人」なもので!互いに好きなものや趣味があるから、何か共通したものはないかなーという思いもありました。

革命のファンファーレの中にもありましたが、着々と出来る条件を整えて、色々と準備を始めました。

動き出してからは、え、これどうしたら良いの?というものの連続でした。サポーターとして色々とさせて頂いてたからか、自分でも出来るやーんと思っていたのですが、いざ全てを自分たちで作ろうとなると、分からないことだらけ。試行錯誤の日々を経て・・・・・・ええい、面倒だ!

 

最終的には見切り発車で告知開始しました(笑)

 

あ、ちなみにですね、当読書会でもサポーターさんを募集しております!!(唐突な宣伝)

 

▼大阪、京都、東京でサポーター募集中
https://iro-doku.com/supporter

 

当読書会にご参加頂いた方にも同じような体験の出来る楽しい場所を作りたい、という思いもあり、サポーターさんを募集してます。いつか自分の読書会を開催してみたいな、居場所作りをしてみたいな、という方も大歓迎です。もし良かったら、どうでしょ!?

 

以上、唐突なお知らせでした。

 

さて、そんな風にして始まった彩ふ読書会。

ゼロから作り始めるとなると、自分がこれまでに経験してきたことを全て動員する必要がありました。

他の読書会さんを参考にしている部分は多々ありますが、それは、実際に参加した経験があるからこそ出来ることです。ホームページを眺めているだけでも似たようなものは作れると思いますが、そこに独自性を持たせていくことは出来ないのではないかなーと思います。読書量はさておき、本に興味がなければ、普段読まないジャンルの本が紹介された時に興味を持てないんじゃないでしょうか。

読書関連だけじゃありません。

まずは友達と遊びに行く時に段取りとか色々やっていたこと。お店の予約とか、当日の段取りとか組んでよく遊びに行ってました。この経験があったからこそ、読書会の会場探しやお問い合わせも苦ではありませんでした。

次にオフ会参加したことないのに自分でオフ会を開いた経験があったこと。オフ会って行ってみたいけど怖い、けど自分でやってみたい!ということで以前主催していたゲームサークルメンバーで集まりました。当日何したら良いの?何話したら良いの?って感じでグダグダではありましたが、オフ会開催することが出来たのは、上記のような友達と遊びに行く時にセッティングとかやってた経験があったからこそ。

ホームページ作成は以前HTMLで作ったことがあったのですが、その経験があったからこそ、彩ふ読書会を作る際にはちゃんとしたホームページを作ろう、と思いました。

それらの段取り等のことだけではなく、これまで人と接してきた中で自分自身が感じたこと、嫌だなーと感じたことだったり、嬉しいなーと感じたことだったり、その感じたこと全てが活きてきているような気がします。

そして、自分でも一番驚いたのが営業経験についてでした。知らない場所に飛び込むって、普通やりたくないことですよね。それを会社を通して経験出来たことこそが、自分自身にとってはプラスだったなーと思います。同じような経験をすることに対して臆病にはならなくなりました。闇雲に飛び込み営業していた経験、そして何を言われても傷つかないメンタル。責任感のようなもの。まあ、実際はかなり打たれ弱いですが!あの時代を思い出せばこれくらいへっちゃらさ!って比較対象として活きてきています。

SNSでつながれる場所もあれば、多分まだまだそうじゃない場所もあるんだなーと実感している最近のワタクシです。

SNSでつながれなかった場合、じゃあどうする?って時に、次なる戦略を持っていることは私にとっては心の余裕につながってます。それが営業経験です。

まあ、詳しく言うとですね、泥臭く足を使っての営業活動ですね!

書店さんや図書館、公民館などなど、色んな所に実際に足を運んでご挨拶してーってのをやろうかなーと思ってます。チラシ配りやポスティングなどなど、まだまだ読書会自体が浸透していない地域には、実際にお会いして直接詳細をお伝えすることが出来たらなーと思っています。

ある意味、これは営業マン時代にはモチベーションが低すぎて熱意を持ってやれていなかったこと、やらなかったこと、です。人生の拾い物ですね(^^)

 

経験してきたことはいずれ何かをする時に全て活きてくるもんなんだなあと思います。

 

嫌だなーと思っていることでも、とりあえずやってみたら何かしら後で活きてくるんじゃないかしらと思えば、ちょっと頑張れるかもしれませんね(^^)

 

人生は楽しいかね?

 

と問いかけられたら、私はこう断言できます。

 

はい、楽しいです!!

 

 

 

というわけで、ここまでのまとめ!!

 

①読書を始めた

 

②読書会に参加するために仕事の仕方を変えた

 

③読書会に参加した

 

④読書会を主催するようになった

 

読書を始めただけなのに、今や読書会の主催をするようになりました!

 

明日は今日と違う自分になろうと思います♪以上!