7/8PM読書会レポート “モモ”課題本読書会in大阪

彩ふ読書会は午前の部と午後の部に分けて二種類の読書会を開催しております。

 

今回ご報告する午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

 

場所は英国紅茶専門店ロンドンティールーム堂島本店併設のオックスフォードクラブ。英国の雰囲気溢れる素敵な空間です。JR大阪駅から徒歩8分ほどの所にあります。

 

今回は主催含め14名(女性9名、男性5名)で読書会を開きました。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

 

まずは自己紹介をして頂き、それから本の感想に移りました。

 

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。

 

それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

 

午後の部では6つのテーブルをくっつけて全員でお話をしています。難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。一応皆さんにお話を振らせては頂きますが、何も浮かばなかったら「パス!」と叫んで下さい!あ、パスは三回までOKです。

 

 

さて、今回の課題本は、ミヒャエル・エンデの「モモ」でした。

 

モモ、愛されている作品だな~!と、皆さんの愛をビシバシッと感じました♪

 

今回午後の部の課題本がモモということで、午前の部の推し本披露会にもモモにちなんだ作品をご持参頂いていたり、似た要素のある作品をご紹介頂いたり、影響力が半端なかったです!

 

私は今回モモを初めて読んだのですが、ミヒャエル・エンデさんの事がたちまち好きになってしまいました!物語としてスラスラーっと展開を楽しむことも出来るし、登場人物一人一人に目を向けると色んなことを考えさせてくれます。他の作品も読みたくなりました!

 

モモは小学5、6年生向けと本には書かれてます。少なくとも小学5、6年生の頃にモモは読めてなかっただろうな・・・・・・と思います。なかなかのボリューム感なので挫折してた自信がある!

 

ふと、自分が小学生だった頃って何してたかしら?なんて事を思いました。

 

思い出したのは半袖事件(笑)これは低学年の頃だったとは思うのですが、夏から秋に季節が変わる頃、クラスで「誰が最後まで半袖を着られるか」という話が盛り上がりました。静かに闘志を燃やした私は冬まで半袖短パンという出で立ちで登校!案の定、風邪引きました←

 

あとは漢字書き取り事件ですね。
漢字を覚えるため、ノートに何回も同じ漢字を書く、という宿題があったんですが、隣の女子と「ノート全部埋めれないよねー(無理でしょー)」という話になり、何を思ったか一夜でノート一冊まるごと書き切った覚えがあります。何の漢字だったかは覚えていないんですが、これが「殺」とか「毒」の漢字だったらやばかったですね・・・・・・怨念ノートになるところでした(笑)

 

どうしてこんな大人になっちゃったのってくらい今はマイルドですが、振り返ってみたら負けず嫌い感半端ないですね・・・・・・!いや、今でも似たような事やってるので、根本的なところは変わってないのかもしれません。

 

今まで奥底に眠っていた記憶を掘り起こしてくれたモモに感謝です(^^)

 

・・・・・・というわけで、読書会でお聞きしたかったのは「子供の頃に読んだ時と、大人になった今読んだ時の感じ方の違い」でした。初読みだった自分にとっては想像しか出来ない部分のため、非常に気になる部分でした。

 

自己紹介を終えた後、進行役の方が皆さんに聞いて下さいましたので、色んなご意見を聞くことが出来てホクホクでした♪

 

以下、その部分も含めた参加者さんの意見や感想です。

 

ノートに箇条書きしてたものをまとめてますので、語尾や微妙なニュアンスは違っているかもしれません~!あれ、これ私の発言だけど何か違う!という場合はご指摘よろしくお願い致しますm(_ _)m

 

・小学校の図書館で借りて読んだ。子供の頃は遊びで制限されるところが気になったけど、大人になってからは灰色の男たちが何を表しているのかが気になった。

・子供の頃は時間泥棒って何やねんと、時間の概念がなかった。

・ジジは自分とそっくりだと感じた。

・楽しく仕事しないといけないなと思った。

・子供劇場でモモを知った。子供の頃は不思議な女の子が時間泥棒とたたかうお話だと思ってて、大人になってからは時間の花が印象的だった。大人にならないと分からない感動。何て素晴らしいんだ、と。

・後半ギリギリで勝つ話でワクワクした。

・子供の頃はモモに感情移入して読んだ。大人になってからは、モモを客観的に見つめる側(ジジやベッポ)視点で読んでる。

・ジョージ・オーウェルの一九八四年を感じた。子供たちが時間貯蓄家のようになる様。自分の好きなように~と言われたら出来なくなっている所にウッと来た。自分の使う心をケチったらいけないなと感じた。

・自分の好きなことって何だったっけ?と、忙しい日々が続いたあと分からなくなっていた。

・ベッポの言葉は重くて良い言葉。とっても長い道路の話は人生のことを言ってるのかな?

・初めて読んだ。児童文学なので可愛らしい話なのかなと思ったらモモ追い詰められるし容赦なかった。

・つきはなすこともあって面白い。

・カシオペイア可愛い。「アサゴハン」の所だったり、返事がなくて「食事中」だったりのシーン。

・ジジについてきてくれと頼まれる場面、私はついていっていたと思う。

・この時点ではマイスター・ホラと会っていたからついていかなかったのでは?

・ジジを信じていたのでは?

・子供の頃に読んだ時はよく分からなかった。大人になって読んだらギクッとする事が多かった。

・小学1年生の頃に読んだけど、小1には難しかった。小学4、5年生の頃にハリーポッターを読むようになり、海外児童文学読み出して、そういえばと読んだ。子供の頃は空想の話に何の意味がある?と思っていたけど、大人になったらそこが良いなと思えた。

・モモはブレない人。ブレない人と話すと落ち着く。

・モモは自己肯定感が高いのかな?それはどこから来たのか?・・・不思議な女の子。

・周りが変わっても自分は変わらない。モモは裕福ではないが自分が不幸とは感じてない。

・灰色の男は怖い。ドキドキしながら読めた。

・ジジは最初はモモのために話をしていたのに、スターになってからは誰のために頑張っているか分からなくなっている。

・みんなの熱量ほどには読めてないが、ひっかかりなく読めた。

・灰色の男たちが葉巻を奪い合うシーン。実際目の前でされたら怖い。

・コインの結果で減っていく灰色の男たち。すんなり受け入れてるんやなと思った。

・子供の頃は1ページで断念した。今読めて良かった。

・寄り道大事。

・「ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと」という本を持参頂きました!

・時間がテーマだと思うが、サブテーマとして友達や人間関係があるんかなと思った。

・ビビガール、ビビボーイの話が面白かった。

・子供に影響を与えるのは変な大人・ヒーローは浮浪。

・脇役が結構いい味だしてる。

・致死的退屈症

・1時間が早いときも遅いときもある。時間の感じ方ってその時によって違う。

・無駄ってところは、その人らしさ。

・無駄なことはひとつもない。

・過去は塗りかえられる。

 

自分が言葉に出来ていなかったことを上手く表現して下さっていたりして、腑に落ちる部分も沢山ありました!

 

7/29には東京でもモモを課題本とした読書会を開催します(満席になったため募集は終了してます)同じ課題本でも参加者さんが変わるとまた違った話題になりますので、東京での開催も今から楽しみです♪

 

ありがとうございました!

 

 


≪個人的感想≫

午前の部と同様、女性の参加者の多い午後の部でした!

女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

午前の部は皆さんでワイワイと好きな本について語りますので賑やかな感じではありますが、午後の部は同じテーブルで皆さんでお喋りをしますので、割と落ち着いて深いお話をすることになります。合う合わないはあるかもしれませんが、どちらが良い悪いはなく、どちらも良い形式ですので、お好きな方にご参加頂けたら幸いです。年齢制限は設けておりませんので、課題本さえ読了して頂ければどなたでもご参加頂けます。(その課題本読了でさえも、もし読了出来なかったら「ここまでは読めた!」でもOKです)

2回以上参加してくださる方も徐々に増え、ありがたいことに午後の部も参加される人数が増えてきております。いつもありがとうございます!

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな・・・・・・?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか・・・・・・?」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで是非お気軽にご参加ください。

また、初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

 

さて、読書会の時にもちょろっとお知らせしたのですが、2018年11月に彩ふ読書会は一周年を迎えます。一周年を記念して、いつもとはちょっと違う会場で、いつもとは違うイベントを開催し、新たな交流機会としていけたらなと考えてます。1周年は二度とありませので、是非ご参加頂けたら嬉しいです。もちろん、この時が初参加でも大歓迎!

いつもお世話になっているサポーターさんと、一周年イベントの臨時サポーターさんと一緒に現在準備中です♪11月18日(日)の10:00~14:30頃に実施予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します!!

 

 

 

次回の大阪での読書会は8月5日(日)を予定しております。

課題本は、佐藤多佳子の「しゃべれどもしゃべれども」です。

★内容(「BOOK」データベースより)
俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。だけどこれが困りもんばっかりで…胸がキュンとして、思わずグッときて、むくむく元気が出てくる。読み終えたらあなたもいい人になってる率100%。

 

 

≪他開催レポート≫

momomotokazuさん7/8PM開催レポ(アメブロの記事に飛びます)

いつもありがとうございます♪

他にも書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。

Twitterでのツイートもありがとうございます!彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

≪7/8午前の部・開催レポート≫
午前の部の開催レポートはこちらです。

 

 

≪次回開催予定≫
ご予約・お問い合わせは開催日程(https://iro-doku.com/archives/category/schedule)よりお願い致します。

 

★7月15日AM・名古屋(午前の部)
開催日:2018年7月15日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:10名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
持ち物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参加費:1,500円(当日現金払い)
場 所:RSビル一階会議(伏見駅から徒歩5分)

 

★7月15日PM・名古屋(午後の部)
開 催 日:2018年7月15日(日)
受  付:13:30~13:50
時  間:13:50~15:10
定  員:10名
形  式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:銀河鉄道の夜/宮沢賢治
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:RSビル一階会議(伏見駅から徒歩5分)

 

★7月29日AM・東京(午前の部)
開催日:2018年7月29日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:10名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
持ち物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参加費:1,500円(当日現金払い)
場  所:KOMOREBI
住  所:東京都渋谷区桜ヶ丘町29-35 ヴィラ桜が丘401号(渋谷駅から徒歩5分)
※満席となりましたので募集終了しました。

 

★7月29日PM・東京(午後の部)
開 催 日:2018年7月29日(日)
受  付:13:30~13:50
時  間:13:50~15:10
定  員:10名
形  式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:モモ/ミヒャエル・エンデ
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場  所:KOMOREBI
住  所:東京都渋谷区桜ヶ丘町29-35 ヴィラ桜が丘401号(渋谷駅から徒歩5分)
※満席となりましたので募集終了しました。

 

★8月5日AM・大阪(午前の部)
開催日:2018年8月5日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:18名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
持ち物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参加費:1,500円(当日現金払い)
場 所:オックスフォードクラブ(JR大阪駅から徒歩8分)

 

★8月5日PM・大阪(午後の部)
開 催 日:2018年8月5日(日)
受  付:13:30~13:50
時  間:13:50~15:10
定  員:18名
形  式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:しゃべれどもしゃべれども/佐藤多佳子
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場  所:オックスフォードクラブ(JR大阪駅から徒歩8分)

※お飲み物は各自持参でお願いします。

※予約フォームを送信後に自動返信メールが届きます。その後、2~3日以内に予約完了メールを送らせて頂いております。数日経っても返信がない場合はブログにコメントやTwitter等の方法で連絡をお願い致します。お手数おかけします。(自動返信メールは来ない場合もあります)

 

★午前・午後どちらもお申し込み頂いた方へ
お昼も部屋は使用出来ます。午前の部が終わった後にランチしながら交流しましょう。弁当をご用意下さい。コンビニ弁当やパン等でも問題ありません。(アルコールは不可となっております)
強制ではありませんので、外食しに行って頂いても構いません。午後の部の受付時間内にはお戻り下さい。よろしくお願い致します。